2011年12月3日土曜日

確定拠出年金のメリット

以前書いた私が確定拠出年金を使わない理由の続き

確定拠出年金は、制度のコンセプト自体は良いと思います。多くのサラリーマンにとって、ベストではないにしても、ベターではあるはず。そのメリットを以下にまとめてみました。
(以下、確定拠出年金=401k)


1.税控除

最も大きなメリットはやはり税控除。確定申告をしたことがない人にはピンとこないかもしれませんが、要するに納める税金を少なくできます。

手取り年収から社会保険控除や扶養者控除など、もろもろ引いた最後に残った金額が課税所得。この金額に所定の税率をかけて所得税額が決定するわけですが、ここからさらに401kに拠出した額分、課税所得から引くことができます。結果、納める税金が少なくなります。

見方を変えれば、「税引き前のお金で投資ができる」とも言えます。
その威力は以下の図の通り。


毎月2万円を拠出し、毎年5%で増えていくことを想定したグラフです。
税引前、つまり401kを利用した場合と
税引後、つまり401kを利用しない場合とを
各税率ごとに並べています。当然ですが、税率分成績がよくなっています。

これはあくまで「課税の先延ばし」であって、「税の免除」ではありません。引退後にそのお金を受け取るときには、やっぱり課税されます。が、多くの場合現役時に課税されるよりも引退後に課税される方が有利であることが多いです。
また改めてまとめます


2.信託報酬が安め

401kは一般の投資信託と比べ、明らかに売買頻度が少なく管理の手間も少ないので、信託報酬は安くなることが多いようです。(もちろん商品によりますが)
せっかく401kを利用するならこのメリットを生かし、一般のファンドでは不可能な水準の、超低コストファンドを選びましょう。

また、いわゆる「信託報酬」以外にも、国民年金基金連合会に100円、事務委託先金融機関に63円など、固定費が「額」で取られるのも401kの特徴ですが、資産残高の増加に従ってこの負担率は減っていきます。

拠出限度額によって資産残高の増え方も違うので、401kの方が有利なのかどうなのか、各々計算が必要ですね。


3.頻繁に売買できない

人によってはデメリットとも思える内容ですが、これは確実にメリットです。「売買回転率と投資収益には、逆相関関係がある」という調査があります。要するに、みんな売買のやり過ぎだ、ということです。

特に、401kは市場平均を狙うインデックス投資。「買う」ことはあっても「売る」必要はないはずです。そういう意味では、市場の動きや感情に左右されて、頻繁に売買を繰り返す愚行を防止できるのはメリットでしょう。


「特別法人税のようなトンデモ税制を日本政府は絶対に実行しない」
「60歳まで毎月拠出し続けて、引退するまで引き出せなくても構わない」
という人は、是非利用を検討してみてください。
やっぱり私は利用しませんが^^;
私が確定拠出年金を使わない理由


追記

会社を辞めても持っていける点をメリットに挙げる人もいますが、基礎年金も厚生年金も同様。持ち運びができないのは一部大企業の企業年金だという点を考えると、特に「メリットだ」と言うほどのものでもないかと思います。