2012年5月13日日曜日

下手の考え休むに似たり

私は「考える」ことが好きな方だと思いますが、その反面「下手の考え休むに似たり」という格言が好きだったりもします。

「得意分野」と「重要な2割」については暇さえあれば考えていますが、
「苦手分野」と「成果を生まない8割」についてはできるだけ考えないようにしています。

考える時間と得られる成果の関係を3パターンに分けると、

1.考えても成果は向上しない
2.考えれば考えるほど成果が向上する
3.その中間

まず1
この世のほとんどの事柄はここに属すると思います。考えるだけ時間の無駄なので、やっつけ仕事的にさっさと済ませてしまうに限ります。

次に2
よくある間違いですが、こんなもの現実には存在しません。一定レベルまでは向上しますが、必ず頭打ちになるはずです。

そこで3
大事なのはどこで線引きするか、です。結論から言ってしまえば「労力対効果が最もいいラインで」線引きするのがいいでしょう。
もちろん、考える対象は「重要な2割」に限ります。


口癖のように「時間がない」「忙しい」とか言ってる人に限って、どうでもいいことに時間を使い、どうでもいいことを延々と考えてる。

「○分考えて答えが出なければあとはいくら考えても同じ。」
「貴重な時間を無駄にしないため見切って答えを出す。」
「そうすることで○分で答えが出せるようになる」

と言っていたのは吉越浩一郎さんだったかな?



だいぶ前に読んだのでうろ覚えですが、内容はだいたい合ってるはず。
てか、絶版になってるぽい?^^;
いい本なのに・・・


「成果を生まない8割と重要な2割」が何のことかわからない方はこちら。




「重要な2割」のみに考える時間を使い、「労力対効果が最もいいラインで」見切り、それを繰り返すことでどんどん仕事の質が向上し、持ち時間も増えていくという正のフィードバック。

最初は効果を感じないかもしれませんが、続けていくとハマります。
是非お試しあれ。