2013年5月3日金曜日

薬のお届けはタクシーを使え 自分の時間給を知ろう

薬局業務において時に発生する”薬のお届け”。数量や規格の間違い、処方変更、先発医薬品⇔後発医薬品の希望、欠品などがあり、患者宅まで薬を持って行くことです。

この”お届け”、私はタクシーで行くべきだと思っています。

もちろん徒歩や自転車で数分という近隣の場合は別です。行ってすぐ帰ってくればいいでしょう。

しかし、例えば自転車で片道20〜30分かかる遠方である場合。これはもうタクシーです。ケチな会社だと「頑張って自転車で行け」なんて言われるかもしれませんが、よく考えてみてください。



薬剤師の時給はパートならだいたい2000円。正社員ならもっと高くなりますが、間をとって2500円としましょう。

上記例ですと往復で約1時間かかりますので、2500円が失われます。なぜならその間薬剤師不在となり、業務が行えないからです。

対してタクシーだとどうでしょうか?おそらく往復乗っても1000円台でしょうし、30分以内に帰ってくることができるので残りの時間は業務を行うことができます。



どちらを選択するかは時間とお金に対する考え方次第ですが、プラスが大きいと思う方、マイナスが小さいと思う方を選択しましょう。


ポイントは「自分の時間給はいくらか?」という意識。

あとは簡単な算数の問題です。

ただ出るお金を少なくすることが常に得策とは限りません。


”貧乏ヒマなし”とは、ただひたすら出るお金を少なくしようとして労力を過剰に投下している人のことを指します。この状態になると”自分の時間給”は下がり続けています。

例えるなら50円安い卵を買うために30分並ぶような行動。このときの時給は100円です。

逆に、少しのお金を使ってたくさんの時間を節約し、浮いた時間でより多くの価値を生み出す人もいます。


懸命ではなく賢明に働きましょう。




ちなみに究極の節約術は”郵送”です。モノにもよりますが最安80円+封筒で仕事をしてくれますので、この方法が取れる場合は極力活用しましょう。